洗濯女の複合的感情

喜劇は、悲劇プラス時間 / Comedy is tragedy plus time.

服とファッションとマーケティング(雑)

7月最終日!(あ、また投稿時には翌日になってしまった〜)

今日は結構暑かった〜!最近いつも暑いけど。

今日は朝から仕事行く前に、思い立って念のためプレスティアで口座開設してきました。(これ:SMBC信託銀行プレスティア)窓口のお姉さんが、最近行ったどの銀行窓口よりも正確かつ迅速でありがたかった。皆さんも何かあればぜひこちらへ。(謎な宣伝)

今日は5時間半しか働かなかったけど結構疲れた・・

多分その理由は、なぜか思い立って、プレスティアで口座開設した後、仕事行く前に、昨日の続きのミケランジェロ・アントニオーニ監督「さすらいの二人」の後半1時間を観てしまったから。。笑 いや、これ、結果的に物凄く良かった!今日もまた全力でおすすめします!

実は今日同監督の「夜」ていう白黒映画も観たのですが、またしても良かった。のですが、おすすめが間に合わないのでスキップしときます。機会があれば。。(絶対やらない時の日本語定型フレーズ。笑)超簡潔に書くと、所々出てくる上斜めから撮った画が大人で、音楽といい、非常に妖しい、観る側が望みそうな回答を用意しないラストのぶつ切り感最高、て感じです。 

※わりとジャケットイメージ通り

夜 [DVD]

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はい、では「さすらいの二人」について!

【昨日の続き】※これジャケットに良さはほぼ出ていないと思う・・ 

さすらいの二人 [DVD]

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これですね、オープニングはかっこいいものの、前半1時間は正直あまり記憶に残っていないのですが笑、1時間すぎた辺りからいきなり惹きつけられます。とても面白い!面白さの種類は、私が大好きな、「空虚」系です。「宇宙から見た人間」系というよりは、the「空虚」系な感じ。でも空虚が半端ないタイプのやつではなくて、後半1時間と、特に最後の方の虚しさは、どことなくじんとくる感覚がヴィム・ヴェンダース監督の「パリ、テキサス」に似てます。 

パリ、テキサス デジタルニューマスター版 [DVD]

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あ、ちなみに、「パリ、テキサス」は、私が凄く好きな映画で、また別途語りたいので今回はそれなりに端折りますが、これも前半単調で記憶に残らない系なのに、1時間すぎた辺りからの怒涛の掻乱が恐ろしく凄いやつです。そして、思い返すと大して素晴らしいテーマでもないのに出演者の間の取り方が絶妙で、色調と音楽も穏やかに心を締め付けてくる感じでとても良くて、本当に素敵な映画です。これも全力でおすすめします!(あでも特に何も起こらないから、つまらないと思う人も多いのかもしれない・・)

話を「さすらいの二人」に戻して(脱線癖が・・笑)、またあらすじ等は皆さん各自適当に検索して調べてもらうとして、何気なくかかる音楽が、自分は何者なのかとか、何ものでもない何かに追われて怯えてる不安定な感覚を醸成しまくりで、虚しくて切なくてとてもエモーショナル。(あぁ語彙がない。。)そして、エンドロールで曲かけ直さずに、その前のラストシーンから曲繋げてエンドロール終わりで全て完結させていて、更に良い。私、このパターン、好きなのです。(北野武この手法得意なイメージ。あんまり知らないけど。笑)
あと、今の所ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品3本観たけど、3本とも、色調と映像の角度がきめきめじゃない絶妙アーティスト、て感じです。これに、テーマ/メッセージや音楽も含めると、総合芸術感が凄いです。(ウディ・アレンは総合芸術て感じではなくて(あれ?普通に失礼・・?)、なんていうか、神、心の友、みたいな。)
まだ3本だけど、直感的に、好きな監督という括りでいくと、もしかするとウディ・アレンの次に好きかもしれない。
だから何だという話になってきましたが、とにかく、観て下さい〜!笑
 
 
さて、今日は、昨日の記事の②の続き(「の」多い。)を書こうと思ったのですが、あまりそういう気分じゃないので、違うことを書こうと思います。
違うことが何かというと、今の思い付きですが(ありのまま気の向くままがこのブログの趣旨だから。)、「服とファッションと、マーケティング」的テーマにします。
 
前回以前の記事にも何度かぼんやりと書いてる通り、未だに迷ってるけど笑、これからアメリカで学生やろうと思っていて、勉強しようかなと思ってる分野がFashion Marketingです。
行く予定の学校は、The New Schoolていう総合大学の中にあるParsons School of Designていう美大で(これ:About Parsons School of Design | The New School)、その中の、学部と院の間的位置付けのAASというプログラムの中にある、Fashion Marketingというコースにしてみた(これ:AAS Fashion Marketing: Turn Passion into a Degree | The New School)。ちなみに、ParsonsのAASには4つコースがあって、Fashion Design、Fashion Marketing、Graphic Design、Interior Designの4つ。
行く行かないということ自体は未だに迷ってるけど笑、コースについては半年以上前は迷ってた時期もあったけど全く迷わなくなった。(普通順番逆だけど。私の思考回路自分でもよくわからない。)
 
あ、で、行こうかな、と思い始めた理由が、
(またカメレオンマンの話と近しい話になってきていい加減しつこすぎて誰かしらに怒られそうですが・・笑)昨日も書いたけど、中学以降20歳くらいまで、段々、自分の幻想とか虚像(?)の中での最善みたいな選択をしてきてしまったせいで、無駄な適応能力等が身についてしまい、結構自分の感情が不明な状態になってることに気づいてしまったので、それに気づいて以降のここ数年ずっと人格の再構築みたいな作業をしていて笑、
その一環、みたいな感じです。
 
服だけは、誰に何を言われたとか他人がどうとか全く関係なく、小さい頃から自らずーっと好きだったなという絶対的な自覚があって、逆にそれ以外は自分が好きかどうかについての絶対的自信(確信?)までいくものがない。怖い現象!笑
色々何となく好きだけど、(別にそれが悪いわけじゃないけど)自分で本当に選んで好きになったかよくわからないので謎の罪悪感が微妙にあって、例えば音楽とかそれなんですが。幼稚園くらいの時にエレクトーン習ってて、姉が行ってて羨ましい的な。小学生の時にピアノ習ってて、姉が行ってて羨ましい的な。中学で吹奏楽部入って、(バレーボールやろうと思ってたけど小学生の時バレーやりすぎて腰痛でややドクターストップだった・・おばちゃん・・笑)姉がやってて羨ましかったのかもしれない的な。あでもでも、音楽については、自分そんな好きじゃないのかもなって思って自信なかったけど、最近とても楽しいライブに行く機会が増えたり色々きっかけがあって、純粋に好きなんだって気づきました。めでたし。笑 素敵なライブの演奏者の皆さんに感謝。
 
またやや脱線してしまったけども、なので、自分の人格の再構築の一環と、これまで節目節目でやっぱり服関係の何かしらやってみた方がいいのかなてもやもやしたこともあって、今後後悔したりコンプレックスが変な方向に行ったりして歪んだ大人にならないために、一回やってみたら、違ったら違ったですっきりするし、はまったらはまったで引き続きやればいいし、みたいな感じで何となく決めました。(ゆるいの大事。)
 

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ぬーん
そういえば、服とファッションとマーケティングについて。 私が服が好きな理由は、なぜ好きか未だによくわからない部分も多いけど、辿っていくと、おそらく、服って自分と一番近くて、でも他人や外との関係との狭間にもあって、選択の積み重ねで、自分と他人や外との境目を構成する感情や思考回路と最も密接に関係してる気がしてて、その表象となってるのは他にはないんじゃないかな、っていうのが垣間見えるのが本当に凄く好きらしい。(最近映画観てて、映画における服は、私が好きな部分とかなり関係しているので、とても面白い。)逆に、それ以外あまり興味がない。笑 なので、ファッションとかよくわからなさすぎて、あまり好きじゃない。流行とか何が売れてるとかよくわからないし、結構どうでもいいというかあまり興味がない。でも、売れないとというか着る人がいないと成り立たない→ビジネスの上で成立するのがファッション、みたいな所があるらしく、何それみたいな。凄くわかるけど、全然わからないわ、みたいな。
 
でも、それ結構わかるというか、ちょうどたしか2009年くらいに、私がスタンスとしてかなり好きな山本耀司クリスチャン・ラクロワてデザイナーがいるのですが、両方の会社が倒産して、一方でH&Mが日本に上陸してきて、ユニクロも含めファストファッション全盛期になりつつある、みたいな時期があって、その時やたら自分の嫌気が半端なくて、辛かった記憶がある。今思うと面白いけど。笑 ファストファッションが良いとか悪いとか言ってる訳ではなくて、多くの人が、自分で選ぶという行為に対して消極的というかあまり何も考えなくなってく発想が拡がるのが結構嫌だったというか。(謎)
 
その時は、嫌悪感(?)的な感じだったけど、今は、結構単純に、自分が思う結構いけてるものと、(自分が勝手に感じるだけかもだけど)世の中的に流行ってしまう画一的な服のギャップの正体についてわりと興味があって、それがなぜかとかそういう部分が結構知りたい。なので、マーケティングも結構そういう意味で興味がある。私が思うマーケティングは、営利とかそういうイメージあまりなくてもっと本質的なイメージ(書くの疲れてきて表現が雑になってきた・・)だけど、そのギャップの正体についてわりと興味がある。
 
あと、結構純粋に、皆と違っていたいとか物事に対して疑問を持ったりとか、そういう感覚の方が実は正常だったりすると思っていて(これもまた「カメレオンマン」が響いてしまうポイントだったりする。笑)、その体現として服も普通に考えてもっと自由に自分で選んでいいのでは、的な発想がもう少しだけ世の中に定着すればいいのになーとかは未だにゆるりと思う。
 
昔は、服に対してもっと情熱とかあったし、上記の発想を積極的に啓蒙したい!!(?)みたいな感覚が強かったけど、今はまぁ好きだけど情熱とかある訳ではなくて、でもまぁなんとなく一回・・みたいなゆるい感じです。
もやもやもやもや。。笑
 
 
まぁ、真面目に考えなくていっか。人間、生きて、死ぬだけだから。わーい。