洗濯女の複合的感情

喜劇は、悲劇プラス時間 / Comedy is tragedy plus time.

実際現地に行く手前までのプロセス②-1

昨日も今日も空模様がころころ変わり、ある意味夏を感じた。

今日はタイトル通り、以前予告した、実際現地に行く手前までのプロセスの2回目を書こうと思います。

その前に安定の映画のお話。

昨日今日でミケランジェロ・アントニオーニ監督「砂丘」、ウディ・アレン監督「ハンナとその姉妹」「ウディ・アレンの影と霧」観ました。ウディ・アレンの2本は初見じゃないけど、改めてとても面白かった。。3本とも面白いのでおすすめです。

が、今回は「砂丘」を簡単にと、私の大好きな「ウディ・アレンの影と霧」を全力でおすすめしたいと思います!(またしてもレビューというか感想で恐縮ですが・・)

 

まず「砂丘」について。 私の場合あらすじ等何の情報もなく観たので冒頭から割と社会的で驚いた(結局後半最後までもそう。)。あらすじ見てから観るのもいいかもしれない。オープニングかっこよすぎで、この監督の作品これ以外他6本観たのですが、どれもオープニングかっこいいのだけども、毎作品別人みたいで引き出しの多さが凄い。あとは、砂埃とか霧とかピンボケとか、曖昧な画の使い方が結構独特な気がしてとても印象に残る。(よくわかんないけど。笑)

後半、特に最後の方、私が好きな「空虚」系。でも、基本空虚だけど、映像と音楽の影響で社会的(なんていうかストロングスタイル!みたいな。うーん、だめだ、うまく言えない。。)雰囲気に切り替わる感じが何回かあって、結構稀で面白い。

あとまぁ砂丘を車で走り抜ける映像だけでもかっこいいのと虚無感が凄いので、そこだけでも観る価値あると思う。その場合所要時間10分。

砂丘」はそんな感じです。おすすめ!ただ、メッセージがもう少し曖昧(?)な「さすらいの二人」と「欲望」の方が私は好きです。笑

 

つぎに、「ウディ・アレンの影と霧」について。これは私が今まで観たウディ・アレン作品41本中、結構上位にくる好きな作品です。あ、ちなみに1992年だけど白黒映画です。

タイトル通り、影と霧が要所要所で結構効いてきます。この効き方は映像と台詞面で面白いポイント。音楽はやや妖しげバレエ音楽みたいな雰囲気で、大真面目に怪しい、みたいな感じで非常に良いです。この真面目な音楽と結構シリアスな白黒映像に対して、突如2箇所ほど(中盤犯人扱いされて匂い嗅がれてコショウにより助かる所と、最後の魔術師が登場する所)かなり意味不明な会話をかませてくるので、意味不明さが増しすぎてとてつもなく素晴らしい世界観で最高です。唯一無二。

なんだけど、「宇宙から見た人間」系で、実は言ってること結構真面目というか、実存主義的なことや、(凄く軽めの)相対性理論的なことや、生と死、妥協や人生観、欲望とか権力とか衝動とかって結局何なの、とか、そういうことを混乱しない程度に情報量多めで言っていて、個人的にはかなり面白い。

あらすじは適当に調べていただくとして、気になってしまった方はぜひ観てほしいです!人生のヒントが結構隠れている素敵な作品。

ただ、これはかなりリスク高いので、おすすめしておいてあれですが、絶対万人受けしないタイプのやつです!(わかってるのだけど、アウトプットはしたい!)

 

 

さて、実際現地に行く手前までのプロセスの2回目。 

2回目は、学んだこと(日本の学校半年、入試課題、その他個人的取り組み等)について。

(参考:実際現地に行く手前までのプロセス1回目 大まかな流れについて)
constantinople2.hatenablog.com

 

と思いきや、またしても力尽きそうな予感がするので絞って書こうと思います。

まず、日本のというか恵比寿の学校半年について。

ここでは、主に3つあって、① カラー理論、② デザイン基礎、③ ドローイングをやった。個人的学びはそれぞれ以下の通り。

 

① カラー理論

超絶基礎をやったけど(例えば、色の体系や、どのトーンをどこにどうもってくるとどうなるとか、絵画やインテリア等を用いた展開・組み合わせの手段等、体系的なインプット要素を提示してもらえた感じ)、なぜそこにその割合だけこういう印象のこれを使うのかって全てをロジカルに考える事自体に慣れること、を学んだ気がする。(曖昧・・)

あと、自分の作品が批判(?)されたとしても、別に自分の人格が否定されてるわけでは全くなくて別管理することもある程度必要なのかもね的なことも学んだ気がする。でも、これ、普通に結構難しい・・。笑

 

② デザイン基礎

この授業掴むのがわりと難しかったけど笑、グラフィックやプロダクトデザインを軸に、色んな時代の色んな背景・情勢・嗜好等がどう落とし込まれるかやどう落とし込めるか的発想を、事実(事例とか既存デザイナー等)やクラスメイトから学ぶこと、を学んだ気がする。(さらに曖昧・・)

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当時イラレ使えなさすぎて苦労した備忘(今もだけど・・)

 

③ ドローイング

この授業は、先生が「宇宙から見た人間」系で、そういう意味でとても面白かった。これも超絶基礎をやったけど(例えば、ノイズとサイレンスとか、抽象的テーマを表現する場合に、感覚と思考のプロセスをどうするか等。子供の頃に戻ったようにありのままの状態で想起した無数のイメージを描き起こしたり、既存イメージを調べたり、そこから描いたり、組み合わせたり、カットしたり、等。)、とにかく、大人になると怖いことも無意識に増えるけど、クリエイティブになることは前向きな未来を創ることだから、怖いと思うのは単に幻想に過ぎなくて、とりあえず絶対大丈夫、的なことを学んだ気がする。(もっと曖昧・・笑)

 

 

あーだめだ力尽きちゃった。。今日はこれでおしまい、続きはまた気が向いた時に。(ゆるいの大事)