洗濯女の複合的感情

喜劇は、悲劇プラス時間 / Comedy is tragedy plus time.

特にこれってない、なんとなくのそのままの気持ち②

今日も東京は晴れてたのですが、

微妙に低気圧を感じやややられてました。圧が・・(なぜか動物的感度)

 

そういえば、いつも通りゆるい日々を送ってる中、ひょんなことから突如今日からプレ社会復帰しました。

と言っても、今日働いたのは2時間だけ。笑

あ、元々私は経理と経企の間みたいなバックオフィス系の仕事をしていて、この4月に仕事を辞めて現在ニートです。

で、仕事が入ってきたのが急遽すぎて今日は2時間だけだったけどバックオフィスあるあるの、Excelとか会計システムとかいじってた訳ですが、あんなに呼吸をするかの勢いで使ってたのに、ほぼ全く覚えてなくて、結構驚いた。笑 今のゆるい生活に適応しすぎて、もう働けない・・慣れって怖い。

 

ちなみに今日も初見の映画2本みました。どっちもベルイマンで、「秋のソナタ」と「冬の光」。こんな真夏に。2本とも、「宇宙から見た人間」系です。どちらも「空虚」系にも属しそうで、結構酷というか不条理なのになぜか空虚さはそこまでない不思議な映画です。

秋のソナタ」は勝手に自分の期待ギャップ発生してしまったのかもしれなくてあれだったけども、「冬の光」は予想以上にとても良かったです。ベルイマン5本目だけど、一番良いかもしれない。何が良いかは割愛。笑 

 

秋のソナタ [DVD]

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さて、今日は、昨日書こうと思ってやめた

特にこれってない、なんとなくのそのままの気持ちを残しておこう、がテーマです。

 

前述の通り諸事情で5月から現在までニートなのですが、

その諸事情っていうのが、元々は8月からアメリカ行こうかとぼんやり思ってて(でも本当は未だに決めきってなくて悩んでる。笑)、フライングで4月に仕事辞めました。

で、結果的に、この5月から現在までの空白の期間が、すごく良かった。

 

良かった事は主に以下3つ。

 

ランナーズハイ的異常な精神状態からの解放

仕事してた時、(自覚なかったけど無意識に多分)謎のプレッシャーという名の自分の幻想/思い込み/謎の常識/あるべき論等に実は結構飲み込まれていて、その中の世界では端から見たらまともだったと思うけど、この空白の数ヶ月を経て、冷静に、私のイメージする世界では結構異常な精神状態だったと思えた。笑

これまで30年弱、比較的真面目というか自分なりに保守的に生きてきてしまったので、余計に無意識の自分の幻想が強固になってしまってた。怖い怖い。

あと仕事してた時の世界では、年々自分も結構周りが見えるようになってきたなとか思ってたけど、そうでもなかったと反省した。無意識に驕ってた。笑 前よりは年々周りが見えるようになったのは事実だとは思うけど。

うーん、何かいまいち思う事言語化できてないな、まぁいっか・・笑

 

ウディ・アレンとの出会い

これ一番重要。奇跡。生きてて良かった!しかも同じ時代に。(一番重要だから①にしたかったけど毎日しつこいから控えた。。自覚症状あり。まだ大丈夫。)

5月以降映画みる頻度が加速(?)して、そしてたまたま早い段階でウディ・アレンに出会ってしまい、順調にはまってしまったのだけども、そもそもはまったりこんなに好きになったのは、純粋に面白い作品が多いという事もあるけど、①とも結構関係してます。

 

私がウディ・アレンで物凄く好きな作品の中に「私の中のもうひとりの私」っていうかなりマイナーな映画があって笑、これは今回のニートの期間にゆるく自分を客観視する中で、とてもヒントになった。ベルイマンの「野いちご」も同類ではあるのですが、個人的にはウディ・アレンの「私の中のもうひとりの私」の方が、リアルで結論の提示が珍しく酷なので、好きです。

あとは、「カメレオンマン」(別記事で語ってるので是非読んで下さい!)も、自分を省みるとともに自分のことがより理解できて自分再発見するのにかなりヒントになった。だから、好き。①とも凄く関係していて、実は私は①のランナーズハイ的異常な精神状態の発現として、結構カメレオンマンで表現されてる不安因子みたいな感覚があって、カメレオンマンではその解説をしてくれてるというか。自分の置かれている状況を客観的に俯瞰する最大ヒントをくれた作品です。加えて、自分の感情や感性を自分で把握しようと意識できるようになった。純粋に単純に自分が何が好きかとか、何が好きじゃないかとか、なぜそれが好きなのかとか。もはやよくわからなくなってしまって久しく、これは20歳から約10年かけてずっとやり直してることなのだけども、仕事一生懸命していたら忘れがちだったり中々難しくて、改めて意識の階層で整理してみようということを思い出させてくれて、前向きになれた。本当に感謝。笑

あと、もはやまた別途特集記事にしたいと思いますが笑、「ウディ・アレンの影と霧」っていう多分駄作的位置付けにされてしまってる作品も、私は物凄く好きで、ここにはウディ・アレン哲学が本当に何気なく凝縮されていて密度が高く、自分とは人生とはみたいな観点で個人的人生の節目にはかなりヒントになった。

 

単純にも楽しめるし、いろんな意味でとても面白いから、もっと沢山の人にウディ・アレン作品観てほしいな〜!(宣伝ではない。純粋な気持ち。)

③ 当面の人生観の整理

まだ整理しきれてないけど、とりあえず、私はオリジナルがそもそも頑張るの向いてないので、今後一生ゆるく生きたい、と思った。いやこれ笑えるし怠惰なだけかもしれないけど、そういう意味ではなくて、真面目な話です!笑

あとは、人生は無意味で、結構辛くて、苦しくて、空虚だけど、瞬間瞬間は儚くてそれも含めて時たま素晴らしい、と本気で思うようになった。いや、これは前から思ってるけど、改めて。

これに関しても、何か思う事全く言語化できてないけど、まぁいっか・・笑

 

 

そういえば、今日友達に、「なんで洗濯女なの?」と聞かれたのですが、洗濯女って私が造った単語ではなくて、ウディ・アレンの「泥棒野郎」という作品に出てくる用語です。これが出てくるシーンがそれはもう本当に素晴らしくて・・!これもかなりお勧めの作品です。(個人的ウディ・アレン作品ランキング暫定2位)

 

 

はい、以上です。